60th Anniversary 信越アステック60周年特設サイト

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Top Message

当社は、昭和37(1962)年の創建以来、お客さまをはじめ、多くの方に支えていただき、おかげさまで令和4(2022)年12月に創立60周年を迎えることができました。
今日までの60年、工場建設や民間住宅の総合建設事業者として、また機能性化学品、住環境基盤材料、電気・電子・工業用材料ならびに機器装置など、ものづくり産業に貢献する商事会社として幅広い分野でお客さまの多様なニーズにお応えしてまいりました。

これまでの道のりに、創業以来の歴代役職員や従業員諸氏の苦難を乗り越え、弛まぬ努力の積み重ねがありましたことを忘れることはできません。また、国内外のお客さまのお引き立てと関係各社のご協力、ご支援に対しまして心より深く感謝申し上げます。
先達の輝かしい進取の気概を継承し、創業100年に至る持続的な成長を目指してまいります。良き伝統を活かしつつ新しい創造力を磨き、パートナーシップの心を大切に、SDGsの目標達成に貢献することを期して、さらなる躍進に向けて社員一丸となって精進してまいりたいと念じております。

結びに、お客さまならびに当社事業関係の皆さまには、これからも一層のご愛顧とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和5(2023)年 3月吉日
代表取締役社長 林 典夫

Stories

おかげさまで信越アステック株式会社は、
2022年12月に創立60周年を迎えました。
1962年の設立以来、皆さまの暖かいご支援のもと、
会社の歴史が紡ぎあげられてきました。
小さなことから大きなことまで、
60年間にいろいろあった中、
9つの象徴的なエピソードをご紹介します。

Episode 1
1963

日本最初期のプレハブを作った会社

信越アステックは、1962年に農協系統関係の仕事を請負うため、信越化学と信越ポリマーの共同出資で「信越協同建設」として設立された。翌年には全国購買農協連(全購連)の指定建設業者となり、農業用諸施設の設計、工事請負業務を開始した。農業改革の機運が高まる中、設立早々に開発したのがプレハブの農業用簡易倉庫『デポー』だった。軽量鉄骨と信越ポリマーの波板を組み合わせ、グループの力を最大限活用。得意先が遠隔地ばかりだったため採算が取れず、数年で手を引くこととなったが、これが国内最初期に作られたプレハブとなった。

Episode 2
1984-1986

“3年豪雪”を乗り越えた上越支社

2012年、新潟県上越市の積雪が26年ぶりに2メートルを超えた。26年前というと、1984年から1986年まで3年連続で豪雪となった、いわゆる「3年豪雪」である。この時はなんと積雪量324cmと最深積雪戦後第1位(観測史上3位)を記録している。上越支社では駐車場が雪で埋まり、社員は毎日歩いて通勤することに。朝に工場の除雪をしても、夕方になると元に戻ってしまっていた。そんな中でも、ブルドーザーで雪を押し固めながら、作業車を現場に引っぱり入れて工事が行われた。だが迷惑な雪も時には味方をしてくれる。河川工事の際は平らになった積雪を仮設道路として利用できるのだ。雪がクッションになって下の構造物を傷めないし、工期も短縮できる。悩まされることも多いが、うまく雪とつきあってきた。

Episode 3
1992

“信越アステック”として新たなスタート

創立30周年を迎えるにあたり、信建産業から社名を変更することに。事前のアンケート調査では、「社名を変更したほうがよい」と答えた人が81%。「今のままでよい」と答えた19%を上回った。また、『信越』のあとにカタカナ言葉をつけたほうが良いとした人が38.3%で最多数となった。当時の社名変更のトレンドは、“3K”─ 簡略、カタカナ、感性にあるといわれていた。最終的に、Activity(活発な行動力)、Sense(高感性な判断力)、TECHnology(優れた技術力)という、激しい変化の中から、新しい時代を切り開くために必要な3つの力を結集する思いを込めた「Astech」が採用され、信越アステック株式会社に社名変更された。

Episode 4
1995

「越屋根の家」が群馬県知事賞を受賞

「'95ぐんまの家」設計・建設コンクールで磯部支社の「越屋根の家」が最高賞の群馬県知事賞に選ばれた。同コンクールは、県内で建設された住宅のうち、郷土色豊かな「ぐんまの家」として総合的に優れた住宅を表彰して、県民の住宅への関心を高め、居住水準の向上をはかるために毎年開催されている。「越屋根の家」は、周辺の住環境にふさわしいデザインで、人の集まりやすい広い空間のある民家調の家。採光や通風のために屋根の上にさらに一段高く小さな「越屋根」が設けられている群馬県の代表的な郷土の家の造りである。審査委員からも「群を抜く出来栄え」と好評を受けた。磯部支社では、前年に「個人住宅プロジェクトチーム」が発足し、地域に根ざした住宅づくりを推進してきたので、この受賞は、チームにとっても大きな自信となった。

Episode 5
2011

磯部支社が安中市優良工事表彰を受賞

磯部支社で施工した「消費生活センター新築工事」が、平成22年度に完成した安中市発注工事260件の中から、極めて優秀な施工と認められた4工事の一つに選ばれた。品質はもちろん、安全、環境、工期、技術、コストなどが総合的に採点されての受賞である。冬期で非常に厳しい工期だったが、経験豊かな社員によるチームでプロジェクトを遂行。段取りのよさと採暖してコンクリートを乾かすなどの工夫で工期通り完成させた上、品質でも高く評価された。

Episode 6
2014

信越総合建設に空調部門設立

2014年4月、信越アステックの100%子会社である信越総合建設に「空調部門」が誕生した。これは、信越グループの1社である上越ガスサービス株式会社の空調部門を事業承継したことによるもので、信越総合建設では、業務内容が一層拡充し、これまで以上に細やかなサービスが可能となった。以来、寮や工場など信越グループの物件を中心に、倉庫や学校など一般物件でも工事実績をあげている。「安全第一」というモットーのもと、工事部門と一丸となって事業活動に取り組む空調部門は、信越総合建設の事業拡大に大きく貢献し、さらなる発展を目指す同社の原動力の一端を担うことになる。同時に信越アステックの業容拡大にも貢献することとなった。

Episode 7
2017

光触媒拡販プロジェクト(略称:OCCプロジェクト)が発足

さまざまな分野で注目される光触媒。信越アステックでは、信越化学工業株式会社製「光触媒」製品の市場調査と拡販を目的に、2017年、光触媒拡販プロジェクト(OCCプロジェクト)を発足させた。光触媒コーティング液の特性を最大限に発揮させるべく、事業部間の垣根を越え、建設事業部・機能材料事業部が一体となってコーティング液の販売および工事案件の受注を目指した活動を行っている。7月には、施工協力会社を集めた「光和会」を立ち上げた。超親水性、高い酸化分解力、高い透明性・安全性を有する完全水系で環境負荷の少ない製品の特長をアピールし、一層の拡販に向けた活動を展開している。

Episode 8
2020

住環境サービス事業化プロジェクト(略称:Jプロジェクト)を設置

2017年発足の光触媒拡販プロジェクト(略称:OCCプロジェクト)は、市場の調査と試験販売を経て、着実に施工実績積み上げた。同プロジェクトの当初の目的は達成されたと判断し、新たに光触媒施工サービスの事業化ならびに関連商材・建材などのさらなる販売を速やかに収益事業に育てるため、「住環境サービス事業化プロジェクト(略称:Jプロジェクト)」を設置した。

Episode 9
2022

R(Reform & Repair, Renovation)プロジェクトの設置

一般企業や工場、店舗などを中心に、これまで数多くの実績を上げてきた新築・修繕物件。この工事実績をさらに成長させたいとの思いから、創立60周年の節目に新たに「Rプロジェクト」を3月1日付けで建設部門に設置した。その目的は、個人・団体・一般企業が施主となる新築・修繕の工事を本格的に事業化し、実績を伸ばしていくことである。

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