原塩を電解し、プロピレンを反応させて製造するアリルクロライドは、無色の液体で、水には溶けませんが、有機溶媒には溶けるという性質を持つ基礎化学品です。
製薬、農薬のアルキル化剤として使用されています。また、合成樹脂の架橋剤原料として用いられ、一部の熱硬化性樹脂を構成しています。
アリルクロライドを基礎原料とし、塩素+アルカリを反応させて製造したエピクロルヒドリンに、さらにアリルアルコール反応させて作った機能化学品がアリルグリシジルエーテルです。
両端にアリル基とエポキシ基を持ち、広範囲の化合物と反応します。主に、エポキシ系シランカップリング剤の原料として用いられるほか、樹脂の架橋剤やエラストマー成分、塗料・水処理剤、反応性中間体として、工業的に多様な用途を持っています。
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