製品紹介

信越光触媒『Tersus』シリーズ
の特長

『Tersus(テルサス)』とは

信越化学グループが新たに提案する光触媒コーティング液製品の名称です。
Tersusとはラテン語で「掃除屋」「きれい好き」を意味し、製品の担う役割を表しています。

Tersusを塗布すれば、酸化チタンの微細な結晶が均一に分散されたガラス質の透明薄膜が様々な建材の上に形成できます。
信越化学の高い技術力により、酸化チタンの活性と透明性を両立できる分子設計となっており、透明性の高い皮膜でありながら優れた防汚性能や抗菌性能を発揮します。

Tersus開発コンセプト

Tersus開発コンセプト

透明性の比較

信越化学工業独自の技術により、高活性・透明コーティング液が実現。

<注>酸化チタンの固形分濃度を同等にした比較

一般的な光触媒
信越化学の光触媒

薄膜構造の模式図

一般的な光触媒の構造

一般的に酸化チタンは凝集しやすい物質のため、分散液中に凝集体が残り、液や塗膜に濁りが生じやすくなります。
 

一般的な光触媒は、薄膜内に凝集体が含まれているため、割れや密着性低下の原因となります。
また、光触媒がバインダーに埋もれているので光触媒機能を発揮できません。

信越化学光触媒の構造

高度な分散液合成技術で、凝集体の発生を極限まで抑制。分散性が良好なため、透明性に優れ有効表面積も大きいという利点があります。

信越化学光触媒Tersusは、内部に至るまで均一な薄膜が形成されるので透明性に優れています。
基材の微細な凹凸にも追従するため密着性に優れ、また、光触媒が埋没しないので高い光触媒効果を発揮します。


粒子分散状態のイメージ

信越化学光触媒は酸化チタンの表面に独自の技法により、粒子同士が凝集しない技法を採用しているため、酸化チタンの凝集体による製品の白濁化を防いでいます。
非常に透明性が高く、基材に対しての影響(基材表面の色合い等)も抑えることができています。

製品安全性

第三者機関に試験依頼を行い、安全性試験を実施しています。

試験項目 Tersus EN Tersus EG Tersus IN Scutum S
急性経口毒性 (LD50) 5,000mg/kg< 5,000mg/kg< 5,000mg/kg< 5,000mg/kg<
皮膚
刺激性
陰性 陰性 陰性 陰性
目刺激性 陰性 陰性 陰性 陰性
変異原性 陰性 陰性 陰性 陰性

試験機関:一般財団法人日本食品分析センター

製品ラインナップ